Matrice210RTK (マトリス)

マトリス210RTKは、高耐久設計の産業用ドローンです。インスパイアやマビックとは明らかに堅牢さが違います。
さて、特徴は・・・。

◎高耐久設計

重量が4.53kgもあるため、風に流されにくく安定して飛行する事が出来ます。
密閉型の防滴設計で悪天候に強く、さまざまな環境下で飛行できます。

ファントムは外気温が低くなるとバッテリーエラーになりますが、マトリスはデュアルバッテリー・パワーシステムで、氷点下の飛行中も自動でバッテリーを温める機能も付いています。

動作範囲 最大フライト時間 保護等級 最大積載重量(ペイロード)
4km 38分 IP43 2kg

保護等級:IP4□→保護の程度が、直径1.0mm以上のワイヤーや固体物質が内部に侵入しない
〇〇〇〇:IP□3→垂直より左右60度以内からの降雨によって有害な影響を受けない

◎ジンバル

3種類のジンバルが取り付けられます。

①単一下方ジンバル
本体下部にジンバルを取り付けます。

②単一上方ジンバル  
本体上部にジンバルを取り付けます。(上方シングルジンバルの取り付け方はこちら)

 

※普通のドローンは上向きにカメラを取り付けられません。
単一上方ジンバルでは、橋梁下部を飛行して床版の画像が容易に撮影出来ます。

③デュアル下方ジンバル
本体下部にデュアルジンバルを取り付けます。

↓↓3種類のジンバルに取り付けられるカメラ↓↓

◎RTK(リアルタイムキネマティック)

MATRICE210RTKは、『D‐RTK GNSS』を搭載している。D‐RTKは、高精度なナビゲーション・測位システムで、GPS(アメリカ)とGRONASS(ロシア)を利用し、機体をセンチメートルレベルで垂直・水平の両方向で測位精度を高めることが出来ます。
RTK‐GNSSは、測りたい移動局の他に、位置の分かっている基準局を必要とする測位方式で、位置情報をリアルタイムに算定し移動局を測位します。精度は、水平2~3cm、鉛直3~4cm程度です。
通常GPSのみの測位だと2m程度の誤差が生じるため、橋梁に近接して飛行させる場合、橋脚等へ衝突する可能性が高くなります。

出典:国土交通省

D‐RTKは、機体本体・送信機・グラウンドステーションをリンクして使用します。

機体本体:GNSSアンテナ

GNSSアンテナ&D‐RTKプロセッサ

送信機:DATALINK  PRO

※送信機背面に取り付けたDATALINK PRO

グラウンドステーション:DATALINK PRO 、D‐RTKエアシステム

◎単一上方ジンバルにZenmuseZ30カメラ(望遠カメラ) (上方シングルジンバルの取り付け方はこちら)

インスパイア2、ファントムではカメラが下向きのため、橋梁下面の撮影が出来ない。
MATRICE210RTKは、本体上部にZ30カメラを設置し、上向きの撮影が出来る数少ない機種であり、橋梁点検に最適なドローンです。

※上部にカメラを取り付けた状態

※通常撮影出来ない橋梁下面を上部カメラで撮影

◎ZenmuseZ30カメラ(望遠カメラ)

MATRICE210RTKに搭載した30倍ズームカメラZ30により、以下のような画像も撮影可能になります。橋梁支承等のズーム映像を撮影する事により損傷確認も容易に観察出来ます。

①ひび割れをズーム(同じ位置から撮影)

ズームなし(チョークの文字がかろうじて見える)

↓↓ ↓↓ ↓↓

10倍ズーム(チョークの文字がはっきり見える)

↓↓ ↓↓ ↓↓

30倍ズーム(ひび割れがはっきり見える)

②支承部をズーム(同じ位置から撮影)

ズーム無し(ボルトがかろうじて見える)

↓↓ ↓↓ ↓↓

30倍ズーム(ボルトの腐食まではっきり見える)

 

支承部は確認出来ない

↓↓ ↓↓ ↓↓

30倍ズーム(支承部がはっきり見える)

 

◎ZenmuseXT2カメラ(赤外線カメラ)

MATRICE210RTKに搭載したXT2赤外線カメラにより以下のような画像も撮影可能になります。人間には見えない赤外線と通常の画像を同時に撮影する事が出来ます。

通常の画像

赤外線画像

※地表面の温度を赤外線により相対的に観測し、火山活動を監視出来ます。