全 景
桁橋の点検で多いのが橋梁点検車での点検だと思いますが、こういったハイピアの場合BT-400を使用しても、下記図のような制限があるため届かない場合も出てきます。
こういった場合にロープアクセス技術が必要になります。
この橋梁は、落下物防止柵があったため、これを乗り越える為の
リギングを行います。
途中に大きな水道管があります。
水道管にずっと荷重をかけない為に途中でリギングをし、そちらに荷重を移動させます。
対岸からも1人降りてもらい、ロープの受け渡しに協力してもらいます。
↑↑写真が水道管をかわした様子。
青いロープガード側のロープから、赤いロープガード側のロープに荷重が移っているのが分かります。
ロープの受け渡しです。
下部構造の橋脚を点検するためにVリグを行います。
その為に対岸のロープが必要になってくるので、それの受け渡しを行います。(※現在は、ドローンでロープを渡す作業に切り替え、時間短縮を図っています。)
ロープの受け渡しが終わった後は、Vリグで点検していきます。
下からの視点はこんな感じです。
桁下の床版の点検もチロリアンという技術を使用し、床版に近づき点検を行います。
桁橋は、
・橋脚のひびわれ、剥離、鉄筋露出、その他の変状
・桁下の床版ひび割れやその他の変状
・ゲルバー桁橋の場合、そのつなぎ目部分を忘れずに
を考慮して点検します。